先週末辺りから、街中にキンモクセイの甘い香りが微かに漂い始めましたね。みなさん気づきましたか。香りをたどっていくと、都市の中にも意外とたくさん植えられているのを見つけることが出来ます。キンモクセイは、ちょっと意識するだけで、季節を教えてくれる素敵な植物になるのですね。
キンモクセイの香り 今回は、キンモクセイの香りをお家の中でも楽しんでみようという遊びを紹介します。作り方はとっても簡単、ぜひ親子の外遊びとして楽しんでみてください。

《キンモクセイのモイストポプリ》
通常、ポプリと言えば乾燥した草花ですが、モイストポプリは半生の草花を使います。乾燥すると香りが飛んでしまう植物をモイストポプリにすると長い間香りを楽しむことが出来ます。
(準備物)
小さな小瓶、粗塩(小瓶2/3程度の量)
(作り方)
①容器を洗ったりアルコール消毒したりして清潔にします。
②新鮮なキンモクセイの花を沢山集めてきます。(小瓶の2/3程度の量)
③軽く水洗いして新聞紙等に広げて乾かします(半乾燥程度で良いです。乾かし過ぎると香り
が抜けてしまうので要注意)。
④ゴミや葉、茎等を取り除き、花のみにします(この作業をしている間に適度に乾きます)。
下写真の左側がおそうじ前、右側がおそうじ後です。
キンモクセイ選別⑤小瓶の中に、粗塩→キンモクセイ→粗塩→キンモクセイ…とミルフィーユ状に詰めていきます。
⑥1カ月程度冷暗所に保存して熟成させれば出来上がりです。
キンモクセイの小瓶(楽しみ方)
キンモクセイの甘い香りを漂わせたいときに瓶のふたを開けましょう。
うまく出来ると香りは数十年持続するそうです。

キンモクセイの花が咲いている期間は1週間足らず。
この時季ならではの外遊びを楽しんでみてください。

(大人の方へ)
①キンモクセイの花は小さい十字型でとってもかわいいです。
子供と一緒にその姿を観察しながらお絵かきしてみても楽しいかもしれませんね。
②茎や花びらを分けるお仕事をするとき、お子様と一緒に花の構造についてお話し
してみると興味が深まるかもしれません。

注意)キンモクセイのお花を摘んでも良い場所かどうか、念のため予め確認しておきましょう。