平成30年9月24日10:30~12:30

イベント当日の9月24日は、十五夜で中秋の名月に当たります。昔から人々は、秋の夜長に十五夜のお月さまを眺め、豊穣の感謝と一年の健康への祈りを捧げてきたそうです。その際、お供えしたのが、15個のお月見だんごと秋の実りです。また、この時季に見られる山野の七種の草花を秋の七草として飾り、その美しさを楽しんだということです。そこで、今回は、家族で年に一度の十五夜を愉しめるよう、お月見だんごづくりと季節の草花を使ったお月見飾り作りで遊びました。

お月見だんごは、お月さまに感謝と祈りを伝えるためにお供えし、お供えの後、お月さまのパワーが宿っただんごを食べて1年元気に楽しく過ごそう、といういわれがあるそうです。今年は、家族で一緒につくり、何物にも代えられない、素敵な思い出になるでしょう。「でも、だんごづくりは、難しそうだし、準備も大変そう・・・。」と思われるかもしれません。今回、管理栄養士の下仲先生に紹介いただいただんごづくりは、白玉粉に豆腐を混ぜてこねて丸めてゆでるだけで作ることができました。簡単でヘルシーに仕上がります。おうちでもお子様も一緒にお手伝いしながら楽しく作ってみましょう。

《秋の七草》
「春の七草」は有名ですが、この季節にも「秋の七草」が存在します。春は食べて楽しむのに対して秋は見て楽しみます。奈良時代の歌人山上憶良(やまのうえのおくら)の歌にその起源を観ることができます。

秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびおり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花
萩(はぎ)の花 尾花(おばな)(ススキ) 葛(くず)花(ばな)(クズ) 撫子(なでしこ)の花
女郎花(おみなえし) また藤(ふじ)袴(ばかま) 朝貌(あさかお)(キキョウ)の花

今回は、オリセン内に自生しているハギ、クズ、ススキを探して飾ってみました。

秋の七草
                   出展:「季節の花 300」http://www.hana300.com/
秋の七草の覚え方例)「オ・ス・キ・ナ・フ・ク・ハ?」

本日のプログラム
①絵本「おつきみおばけ」の読み聞かせ
②構内秋の七草探し&秋の実りどんぐり採集
③お月見だんごづくり
④お月見飾りづくり