この子は誰でしょう?
真っ白なこの子は誰でしょう?つぶらな目と小さな羽がかわいいですね。どこかで見たような、、、。
みんなが寝ている頃に土の中から出てきて、樹の幹や壁などに留まっています。
正解はセミです!その幼虫が、いままさに羽化の時を迎えている、その画像です。透き通った白い体とよく見ると薄緑の羽。なんだか、生命の誕生を目の当たりにしているような神秘的な気持ちにさせてくれます。
セミの声や脱け殻は私たちの身近なところでたくさん見聞きしますが、実は、羽化も私たちの身近なところで頻繁に行われているのです。
幼虫は、夕方から21時位に土から出てきて、木や草、壁などに留まって羽化します。セミにとって、この時間帯が一番安全なのだとか。
昼間、脱け殻がたくさんある場所の地面を見てみると、1.5センチ位の穴が空いています。セミの幼虫はそこから出てきたのです。そうした場所を見つけたら、夕方から夜に観に行ってみましょう。羽化の瞬間に立ち会えるかもしれません。
何年間も土の中で暮らしてきた彼らの晴れの舞台、そっと応援してあげましょう。