勇気をだして覗いてみよう!家でもできる簡単昆虫観察会(夏休み自由研究オススメ⑦)

昨日は秋の虫の鳴き声についての記事でしたが、本日も2日続けて虫ネタとなります。虫が苦手な方、すみません。今日は、虫が家にいたときの向き合い方についてまとめてみます。。

【夜の訪問者】
夕食後に家族で居間でゆったりとしていると
パンッ!バタバタ、ジージージー。
と廊下から何かの音。
「ん!?これなんだぁ~?」
と2歳半の息子がパタパタと見に行くので私もついていきます。

探してみると、いました。緑色に輝くこの生き物が。犯人です。
みんな知っているコガネムシです。どこからか入ってきて、あっちにぶつかり、こっちにぶつかりしながらバタバタとしていた音でした。


【身近な大人の虫への接し方を見ている子供たち】 
「キャー、ヤダ、外に連れてって!」
というのが家の中に虫が入ってきたときの大半の大人たちの反応かもしれません。
でもちょっと待ってください。そう言いたい気持ちを少し我慢して、こう言ってみましょう。
「あれ、お家の中に虫が入ってきたね。なんだろうねこの虫。ちょっと見てみようか」
一番身近な大人である親が虫を怖がり、汚いものとしてふるまってしまえば、その子のその後の態度も同じになってしまい、外遊びや生き物とのふれ合いから生まれる世界の楽しみを知らずに育ってしまう恐れもあります。そこでの学びの機会を失うことになると考えるともったいないですよね。


【わからないものをしっかり見る機会を創ってあげよう】
ということで、我が家では娘のおもちゃの透明のコップにコガネムシを入れてミニ観察会をしてみました。透明のコップに入れて観察することで、子供の恐怖心もなくなり、顔を近づけてよく見ることが出来ます。初めはよく観察してどんな生き物か知ることで恐怖がなくなっていくものです。


★観察のポイント★
①どんな色かな
②足は何本かな
③どんな顔かな
④触ったらどんな感じかな
など、図鑑があればもう少し詳しいお話をしてあげても良いですね。
観察会を終えたら外に逃がしてあげましたが、そのころには子供二人ともすっかり愛着がわいていたようです。子供の頃に生活の中で接する生き物ときちんと向き合うことで、「恐怖の未確認生物」から「コガネムシ」という虫であることを認識したように、自分と同じ生き物であることを理解します。そこから生物や科学への興味が広がっていくかもしれません。子供と生き物の出会いを大切してあげたいものですね。