大人も楽しい子供の電子工作

 「お父さん!これなに、作りた~い」
 娘が楽しい自由研究的な図鑑をもって現れたのは二週間ほど前。この図鑑、夏休みの宿題のネタにと思い買ってあげたのですが、科学実験、工作、自然観察に調べ学習など山盛りの内容です。娘も飽きずに楽しんでくれたようです。

 その中から選んだのは「ゲルマニウムラジオづくり」。電気は使わず、ゲルマニウムダイオードを使い、自作アンテナで電波を捕まえ、自作コイルとコンデンサーでラジオ局を探す装置を作るという工作です。

 半だ付けはせずにワニ口グリップでコード類を繋いでいくだけなので小1の娘にも工作可能です。まずは何が必要なのか図鑑から調べてホームセンターで購入。足りない物品はアマゾンから。一週目はここまで。
 翌週(この前の日曜日)組み立て開始です。まずは銅線をペットボトルに巻いてコイルを作ります。これはなかなか根気のいる作業だった模様。次に回路図を見ながら、コードを繋ぎ合わせていきます。繋いだコードを指差しながら回路図と比べてはまた直しての作業。親の目から見てもその集中力に感心します。自分の興味あるものには誰に言われるでもなく没頭出来るのですね。

いよいよ視聴!
「ジー、ジー」
「何か聞こえるけど、なにも聞こえない!」
「アンテナの場所が良くないのかも。変えてみよう。」
「ジー、ジー」
「変わらない。アンテナをもっと大きくしてみよう。」
「変わらない。線がおかしいのかな?」
と一人でトライ&エラー。やっては考えてやり直し、また試して。その繰り返しです。
子供にはなんだかこの繰り返しがとても大切な気がします。

 結局今週はラジオの音声を取り出せませんでしたが、来週こそは聞こえると良いですね。
 「なぜ聞こえないのか?」
 娘にアドバイス出来るように、それは私お父さんの週末までの宿題となりました。

 あなたもぜひ子供の興味に寄り添って一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。意外と大人もはまってしまう遊びもありますよ。