知っていると楽しみ広がる秋の雲3つ

「た~たん、みて~!ひこうき」
二歳半の息子が空を指差して言いました。
「ん?あれ?飛行機いないねぇ。」
と私。
「ちがうのひこうきいっぱい!あるでしょ。」
なるほど、雲のことだな。と理解しました。改めて見るとなかなか立派な雲ではないですか。ということで今日は空の様子に季節を感じてみます。

もう10月になるんだから空の様子も変わりますよね。忙しさにかまけて季節が夏のまま止まっていました。少しまえまでは入道雲がもくもくしていた空も澄み渡って青く高く見えます。いつの間にか秋空に変わっていたんですね。

さて、あなたはいくつ雲の形と名前がわかりますか。覚えおくと楽しみが広がる秋の空3つの雲の様子を紹介します。

1.巻積雲(けんせきうん/いわしぐも)
 薄くて白い細かな雲の片が小さな魚の群れのようにたくさん集まった雲の様子です。この雲が出ると天候が悪化する前触れとも言われています。

2.高積雲(こうせきうん/ひつじぐも)
 小さな雲の塊が群をなす羊のような様子の雲です。一つ一つの塊が鰯雲よりも大きいこと、低い位置にあるので影が見られるのが特徴です。

3.巻雲(けんうん/すじぐも)
 秋を代表する雲の様子です。羽のようにまっすぐに延びる雲もあれば途中で鍵のように曲がる雲もあります。後者の場合天候悪化の前触れといわれています。雲のなかでも一番高い場所に位置しています。正に「天高く馬肥ゆる秋」ですね。

 いかがですか?
 ほんの少しの間、親子一緒に真っ青な空のカンバスにひろがる白い雲の変化を楽しむんでみるのはいかがですか?