どんぐりコロコロ 今年は3つ覚えてみよう!

どんぐり収穫第一段の季節がやってまいりました。秋といえば「収穫の秋」「食欲の秋」「読書の秋」等と言いますが「どんぐりの秋」でもあります。9月の中旬頃から、あなたの住む街中や公園でどんぐりを目にする機会が増えているかもしれません。

ところで「どんぐり」は木の実の名前ではないことを知っていますか?
ブナ科の木、ナラ、シイ、カシ、クヌギという木になる堅い殻を持つ木の実の総称なのです。ですので、正確には「クヌギのどんぐり」とか「ナラのどんぐり」とか言うわけです。

ちがうのは名前だけではありません。
例えば、しいの木の代表マテバシイのどんぐりはひょろっと細長くて大きく、クヌギのどんぐりはまんまるででっぷりしています。ちなみにマテバシイのどんぐりは一番早く結実して地面に落ちます。9月中旬頃にはマテバシイのどんぐり拾いを楽しめます。写真はマテバシイのどんぐりです。
一方でカシノキのどんぐりは遅くなります。10月上旬くらいから結実し始め中旬から下旬に落果します。写真はシラカシの様子です。木に小さなどんぐりの赤ちゃんが着いているでしょう?
どんぐりそのものではなく、はかまにも特徴があります。面白いのはスダジイのどんぐりのはかまです。逆さにすると髪の毛があるみたいでしょう。

皆さんもお子さまと一緒にどんぐり探しに出掛けて違いを見比べて楽しんでみてはいかがですか?