13個のお団子と7草で秋の夜を楽しもう

秋には二回のお月見チャンス
皆さんも「お月見=十五夜」ということはイメージできるかと思います。
でも実は、秋のお月見の機会がもう一回あるのです。
それは「十三夜(じゅうさんや)」と呼ばれる日本独自のお月見行事です。ちなみに十五夜は中国から伝わった行事です。
その十三夜、今年は10月11日の金曜日です。今日の週間天気予報では空模様が心配ですが、例年この時季は天候が安定し、澄んだ月夜を楽しむことができます。

十三夜の楽しみかた
「どうやってお月見すればいいの?」
という疑問があると思います。
十五夜のお月見と同じようにお団子とススキを飾ってお月見します。ただし、お団子の数が違います。十五夜は15個、十三夜は13個です。
両方とも収穫への感謝を表す行事なのでその季節の収穫物もお供えします。十五夜はいも類、十三夜は栗や豆等といった具合にです。
その他、秋の七草を飾るなども風情がありますよ。秋の七草は春とは違いみて楽しむ野草です。

秋の七草で紅葉だけではない秋を楽しむ
七草とは次の七種類です。
オミナエシ、ススキ、キキョウ、ナデシコ、フジバカマ、クズ、ハギ
頭文字をとって
「おすきなふくは?」
と覚えたり、五七五調に
「ハギ・キキョウ クズ・フジバカマ オミナエシ オバナ・ナデシコ 秋の七草」

都会の緑地ではなかなか目に出来ませんがお花やさんでは見ることができるでしょう。気に入った七草を買ってお家に飾ることも出来ますね。
十三夜のお月見を機会に紅葉だけではない秋の自然や収穫物を楽しみながら学んででみませんか。