足下の自然から楽しもう② 自然を見つけて遊ぼう(押し花づくりの3ステップ)

春は花々の季節です。私たちが生活する街の足下に目をやると、オオバコ、オオイヌノフグリ、カタバミ、スミレ、ホトケノザ・・・色とりどりの草花が咲いています。普段は雑草として見落としてしまいがちですが、今日はこの花々を探して歩き、少しだけいただいて、押し花を作ってみましょう。でも「せっかく咲いた花を摘んでしまうのはかわいそう」と思うかもしれません。そうした心はとっても大切なことだと思います。その時は眺めるだけでも良いでしょう。花を摘む場合は、「春からのおすそ分けをいただきます。」という気持ちでいただきましょう。
オオイヌノフグリ

好きな草花を見つけたら押し花(今回はスミレを使いました)を作ります。今回はアイロンを使って簡単、短時間で、しかも草花の色を綺麗に残せる方法を紹介します。アイロンを使いますので必ず大人が一緒に行いましょう。

①アイロンがけのための下準備
まず、とってきた草花を厚めの新聞紙の上に引いた紙の上に並べます。花が咲いていた状態や草の様子を損なわないようにおいてあげましょう。このとき、子供と一緒に、花びらの数や葉と茎の関係などを観察できたらいいですね。
いただいた草花
②アイロンで急速乾燥
次に、ティッシュをかぶせ、その上から低温アイロンをかけます。30秒かけたら確認してまだ水分が残っているようであれば、もう10秒アイロンをかけます。これを繰り返しながら、花や茎、葉などが乾くまで行います。パリッとしたら押し花の出来上がりです。紙から剥がすときは注意しないと欠けてしまいますので、焦らずゆっくりやってください。
アイロンがけ

③押し花で好きなものを作る
ここからは皆さんの好きなものに貼っていきましょう。今回は写真立てに入れる飾りにしてみます。台紙となる紙に草花を並べ、デザインを考え、出来上がったら、いったんどけて接着のため、台紙に糊を塗ります。考えたデザインのとおり再び草花を並べてしっかりと貼り付けて出来上がりです。お子様と一緒に、採集した日付や場所、図鑑で調べたことなどを書き込んでも良いですね。このほか、細長い台紙に貼ってリボンを結んだら「しおり」が出来上がります。おうちの周りで探した春の草花の押し花を使ってオリジナルの思い出の品を作ってみましょう。
額入り押し花
※今は外出自粛期間中です。コロナウイルス感染拡大阻止のために自宅に留まりましょう。そうした中でも密閉、密集、密接の三密を避け、気分転換や健康維持のための自宅近隣での散歩や運動は許容されています(各自自体の要請事項をご確認ください)。その際、ぜひ皆さんのご自宅でも楽しんでみてください。