季節のお便り文化で子供の創造力を育む(残暑見舞い編)【夏休み自由研究オススメ③】

お便りを最後に書いたのはいつだろうと考えることがあり、思い出せないくらい昔のはなしだと気づきました。と同時にお便りを書く体験のなんと大事なことかとも考えました。今日はテキストをやり取りする機会が多い現代だからこそ、子供たちに体験してほしい季節のお便り文化を紹介します。

大人になると仕事では毎日、十何通ものメールを送受信します。ほとんどは事務的に処理する文面で問題ないのですが、いくつかはよく頭と心を働かせる必要があるものもあります。相手の気持ちや行動を推し量るのです。メールは便利なツールですが文章がすべてになるわけで本来慎重になるべきものだと思います。

今の子供たちにはSNSもあり文章によるコミュニケーション機会が多くて気軽かもしれません。でもだからこそ、相手への思いやりや想像力、いわゆるセンスが大事であることはいつの世もどんなメディアでも、変わりないのではないでしょうか。

さて、日本にはコミュニケーションにかかわる素敵な伝統文化があります。年賀状や暑中見舞い、残暑見舞い、仲間が大変な思いをしたときのお見舞い状などがそれです。相手のことを想像し気遣いながら書くお便りです。子供の頃は年末も夏休みもワクワクしながら何枚も書いたことを思い出します。子供の頃のそんな体験が実は大人になったときのセンスメイクに関係があるのかもしれない。そう思うのです。

前置きが長くなりましたが、今年の夏休みはあなたのお子さまに、残暑見舞いの体験はいかがでしょうか。大切な家族、先生、お友達に宛てて、想像と創造のワクワクを集めて書いてみましょう。文面だけでも十分ですが、葉書に載せて届けるおもてなしをひとつ紹介します。「草花のたたきぞめ」です。やり方はとっても簡単。
①近所に咲いてる草花を摘んできます。
②ハガキの上に草花をおいてデザインを考えます。
③ハンマー等で草花を叩いて色をハガキに写します。
④出来上がりです。想像と違う色が出るところもこの遊びの面白いところです。
※草花の代わりに野菜の切り口をスタンプにして使っても面白いです。
赤や青や緑や黄色に彩られたお便りを受け取った大事な人はさぞ嬉しく優しい気持ちになることでしょう。

昨年夏に開催した「草花を使ったたきぞめと色水づくりワークショップ」のレポートでは、やり方を詳しく紹介しています。こちらも併せてご覧ください。